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リファレンス 職務経歴書

職務経歴書の書き方

職務経歴書は、ポートフォリオと並んで書類選考で必ず読まれる書類です。ポートフォリオが「何を作れるか」を見せるのに対し、職務経歴書は「どんな仕事を、どんな立場で、どれだけ続けてきたか」を伝えます。デザイナー・クリエイター向けに、項目ごとの書き方と見本(架空)、ポートフォリオと内容をそろえるコツをまとめました。

職務経歴書とポートフォリオの違い

書類伝えること読まれ方
職務経歴書どんな会社で、どんな案件を、どんな役割で担当してきたか。経験の長さと広さ文章で読まれ、経験が求人の条件に合うかを確かめられる
ポートフォリオ何が作れるか。作品の質と、課題・プロセス・成果画像で見られ、仕上がりと考え方を確かめられる

2つは別々の書類ですが、同じ案件を、同じ名前・同じ数字で書くと、読む人の中で一つにつながります。

基本の構成

項目書くこと目安
職務要約これまでの経験のまとめ3〜5行・300字ほど
職務経歴会社ごとの在籍期間・雇用形態・役職と、案件ごとの役割・担当・成果いちばん長くなる。新しい順に
スキル・使用ツール得意な領域、ソフト名と経験年数一覧で見やすく
自己PR強みと、それを示す実績、応募先での活かし方200〜400字ほど
ポートフォリオURL・QRコード、見てほしい作品のページ1〜2行

A4で2〜3枚に収まると、読む人の負担が少なくなります。デザイナーの書類でも、職務経歴書は凝ったデザインより読みやすさを優先します。

職務要約

職務経歴書のいちばん上に置く3〜5行の文です。職種と経験年数、主に担当してきた領域、強みを短くまとめます。くわしい業務は「職務経歴」の欄に任せます。

(見本・架空)
Webデザイナーとして約5年、通販サイトと申込ページの制作を担当してきました。
現職では、食品メーカー3社のサイトのリニューアルで、情報設計からデザイン、
コーディングの指示までを担当し、申込ページの改善では申込率を約1.3倍にしました。
ユーザーの行動を見ながら改善を続けるデザインを得意としています。

質問に答えて下書きをつくるなら、職務要約・自己PRの下書きツール が利用できます。

職務経歴(案件ごとの書き方)

会社ごとに在籍期間・雇用形態・役職をまとめ、その下に案件を並べます。新しい案件から書くと、いまのスキルが伝わりやすくなります。1つの案件には、次の項目を書きます。

項目見本(架空の案件)
期間2025年4月〜2025年9月
案件名食品メーカーの通販サイト リニューアル
役割・体制メインデザイナー(ディレクター1名・デザイナー2名・エンジニア3名)
担当した業務情報設計、トップ・商品ページ・申込ページのデザイン、デザインガイドの作成
使用ツールFigma、Photoshop、Illustrator
成果申込ページの入力項目を整理し、申込率が約1.3倍に

チームの案件は、自分が担当した範囲をはっきり書きます(プロジェクトでの担当範囲や役割が分かること)。成果は、数字があれば数字で、なければ「何がどう良くなったか」を書きます(解決した課題と生み出した成果が分かること)。社名や数字を出せない案件は、「食品メーカー」のように業種で書き、数字は伏せます(NDA作品の見せ方ガイド)。

スキル・使用ツール

ソフト名だけでなく、経験年数と、そのソフトで何ができるかを添えます。

ツール経験年数できること(見本)
Illustrator5年ロゴ・パッケージのデザインから入稿データの作成まで
Photoshop5年写真の補正・合成、バナー制作
Figma3年Webサイトのデザイン、コンポーネントの設計、プロトタイプ

生成AIのツールを使っているときは、ツール名に加えて、どの工程でどう使ったか(ラフ案の検討、画像の下準備など)を書くと、使い方が伝わります。

自己PR

  1. 強みを1つに絞るあれもこれもと並べず、応募先で求められていることに近い強みを選びます。
  2. 根拠になる実績を書く職務経歴やポートフォリオに載せた案件から、強みが表れた場面を具体的に書きます。
  3. 応募先での活かし方で締める入社後(受注後)に、その強みをどう活かせるかを1〜2文で書きます。

求人票の言葉と照らし合わせるなら 求人票との照合ワークシート、下書きをつくるなら 職務要約・自己PRの下書きツール が利用できます。

ポートフォリオとそろえる

  • 案件名・期間・役割・数字を、ポートフォリオの作品ページと同じにする。
  • 職務経歴の案件に、ポートフォリオのページ番号やURLを添え、見てほしい作品にすぐ進めるようにする。
  • 応募先ごとに、職務要約・自己PRと、前に出す案件を入れ替える(職種に合う経験を前へ)。

面接では、職務経歴書とポートフォリオに書いたことをそのまま聞かれます。ポートフォリオのプレゼン台本 で、説明の準備もしておきましょう。

よくある失敗

  • 業務の名前を並べただけで、役割や成果が分からない。
  • ツール名だけで、経験年数やできることが分からない。
  • ポートフォリオと、期間・案件名・数字が食い違っている。
  • デザインに凝りすぎて、文字が小さく読みにくい。
  • 応募先と関係の薄い経験ばかりが長い。
  • 秘密保持の約束がある社名や数字を、そのまま書いている。

ポートフォリオ管理で職務経歴書をつくる

会員登録(無料)をすると、ポートフォリオ管理 で職務経歴書をつくれます。

  • 職務要約・アピールポイント・スキル(得意領域、ツールと経験年数)・職務経歴を、フォームに入れて整えられます。
  • 職務経歴の案件に、保管した作品をつなぐと、作品のサムネイルが載ります。
  • 公開リンクで公開中の作品は、URLとQRコードで自動で載ります(パスワードは載りません)。
  • 応募先ごとに、名前を付けて複数つくり分けられます(20件まで)。
  • A4の書類として印刷・PDF保存できます。

公開リンクの使い方は ポートフォリオの送り方・共有のしかた にまとめています。

まとめ

  1. 職務要約は3〜5行で、職種・経験年数・強みが分かるか
  2. 案件ごとに、期間・役割・担当・ツール・成果を書いたか
  3. ツールに経験年数と、できることを添えたか
  4. ポートフォリオと、案件名・期間・数字がそろっているか
  5. 応募先に合わせて、前に出す経験を選んだか

ポートフォリオも、AIポートフォリオチェックで伝わるかを確かめておきましょう。

ポートフォリオの作り方の全体は ポートフォリオの作り方 にまとめています。

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