ポートフォリオ作成コラム ポートフォリオ設計
前置きが短く、すぐに実績が始まること
ごあいさつ、自己紹介、これまでの歩み、大切にしていること……。前置きが何ページも続くと、採用担当者は作品にたどり着く前に集中力を使い切ってしまいます。その人自身に興味を持つのは、作品を見た後です。表紙のすぐ後に代表作を置き、プロフィールは最後にさらっと添える。この順番が、見る人の思考の流れに合っています。
重要度(10段階)
5/ 10
単独で評価が大きく下がることは少ないものの、整っていると丁寧さが伝わる観点です。できていないと評価が下がる「減点」の観点です。
なぜ重要なのか
1. 「何が作れる人か」を最初に知りたい
採用担当者がポートフォリオを開いてまず確かめるのは、何が作れる人なのかです。最初の数ページに代表作があれば、その場で期待が高まり、続くページも前向きに見てもらえます。
2. 人柄への興味は、作品を見た後にわく
見る人の思考は、「作品を見る → 良いと感じる → どんな人か知りたくなる」という順番で進みます。自己紹介が先にあると、まだ興味を持っていない段階で読むことになり、印象に残りにくくなります。
3. 名前と職種は、最初にさっと分かるように
前置きを短くするといっても、誰のポートフォリオか分からないのは困ります。表紙に名前と職種、経験年数などを1行で入れておけば、前置きのページがなくても十分に伝わります。
だらだらと前置きせず、すぐに実績紹介に入っている。自己紹介はさらっと最後にある程度の流れが望ましい。
キャリアアドバイザーの確認観点(AIポートフォリオチェック「プロフィールがあり、簡潔にまとめられているか」)
NG例とOK例を比べる
NG例前置きが長く、作品が始まるのが遅い
- PORTFOLIOp.1表紙(名前なし)
- p.2ごあいさつ
- p.3自己紹介
- p.4これまでの歩み
- p.5大切にしていること
- p.6スキル一覧
- p.7最初の作品
- 表紙に名前がなく、誰のポートフォリオかがすぐに分からない。
- ごあいさつ・自己紹介・歩み・大切にしていることと、文章のページが5ページ続く。
- 最初の作品が7ページ目で、何が作れる人かが分かるまでに時間がかかる。
OK例表紙の次に代表作、プロフィールは最後
- PORTFOLIOp.1表紙(名前・職種)
- CONTENTSp.2目次
- p.3代表作
- p.4代表作の説明
- p.5作品
- p.6〜23作品が続く
作品 - p.24プロフィール
- 表紙に名前・職種・経験年数が1行で入っていて、誰のポートフォリオかすぐ分かる。
- 3ページ目から代表作が始まり、何が作れる人かが最初に伝わる。
- プロフィールは最後の1ページにまとめ、作品を見た後に読める順番になっている。
ここが違う
- 表紙NG例名前がないOK例名前・職種・経験年数を1行で
- 文章のページNG例あいさつ・自己紹介などが5ページOK例プロフィールは最後の1ページ
- 最初の作品NG例7ページ目OK例3ページ目
前置きに書いていた内容は、削るのではなく場所を移すのがおすすめです。「大切にしていること」は最後のプロフィールに1〜2行で、「スキル一覧」は職務経歴書に。ポートフォリオ管理の職務経歴書をつくる機能も利用できます。
最初の数ページの構成
| p.1 表紙 | 名前・職種・経験年数例:UIデザイナー/デザイン経験6年 |
|---|---|
| p.2 目次 | 作品名とページ番号作品が少なければ省略してもよい |
| p.3〜 代表作 | いちばん見てほしい作品応募先に近い作品を先頭に |
| 最後 プロフィール | 経験・得意分野・大切にしていること1ページにさらっと |
まとめ
ポートフォリオの最初の数ページは、見る人の期待を決める大切な場所です。そこには作品を置き、あなた自身のことは作品を見てもらった後に伝えましょう。
- 表紙に名前と職種が入っているか
- 3ページ目までに代表作が始まっているか
- 自己紹介やごあいさつが長く続いていないか
整えたら、AIポートフォリオチェックで早い段階から実績が伝わっているか確かめてみてください。